hamaji junichi

composer saxophonist

昨日は福島諭さんと電話。久しぶりの感じがした。頻繁にメールのやり取りをやっているし、作品についての相互連絡もやっているのだけれど、やはり、声を聞くのはまた別の感触をもたらすようだ。
 
 「変容の対象」について、新たな提案を聞く。来月初演の福島さんの室内楽作品「フロリゲン・ユニット」についての話なども。オーボエクラリネット2本、コンピュータという編成の作品。

 福島さんの個人作品には絶えず新たな構造を投げ入れるような強い意識が見える。

 話は僕の提案した作品名「埋没する3つのbluesに捧げるコンデンス・ミュージック」に。今年僕が提案した作品のなかでひとつ大きな意識がはたらいている作品でもある。サウンドインスタレーションの機能ももち、そこに奏者も介入する作品。奏者が介入するアイディアは福島さんからなされた。インスタレーション作品として当初は考えていたのだけれど、対話のなかで複数の発表形式を持つ作品になりそうだ。

久しぶりに聞いた福島さんの声は明るかった。重要な発表を前に精気が声に宿っているようにも聞こえ、、、

つまり声を聞くということはそういうことなのだ。