hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2011・12月13−14小節目fine

福島諭さんから「変容の対象」2011・12月13−14小節目を昨日受け取る。fine
今年も無事「変容の対象」12曲を終える事が出来た。
今月の作品も先月に引き続き最後まで圧縮した時間感覚をつれてきた。特に今月は個人的にはfineを迎えられるのであろうか、、、と思えるほど切迫したものもあった。
それが先月より新たに約束事として加えられた「相手の書く予定の次の小節に書き込み可能な音数の指定」というもののためだとは言えないまでも、そのひとつの要因としてはあるような気がしている。この約束事に未だお互いに手探りでいることも関係しているだろうし、そしてまたその限られた音数のなかで「何が可能であるか」「何が問われていて、そこに必然を付帯する音の組織を導きだせるか」「数字の拘束」他にも様々な手枷足枷を勝手に自身がつくり出してしまうようなところもあったのかもしれない。
しかし、一番大きな要因は作品の規模が他の月、年度のものと比較して大きくなっている月もあって、12月なんかは多分2、3ヶ月かけても良いような組織が並んでいた。(今年で丸3年を経験していることも関係している感じもする)「変容の対象」は始まってしばらくしてみないとわからなくて、今年の1月などは1小節だけでfineを迎えるような月もあり、予測は不可能だが作品の構造が大きなものになる条件が揃い始めたのだとも言えるのではないか。


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ここを見ていただいている皆様。よいお年をお迎えください。来年はどこかでお会いできれば嬉しいです。