hamaji junichi

composer saxophonist

最近はショパンの「夜想曲集」を好んで聴いています。ノクターンの語源はラテン語で夜をさすNoxから派生し、修道院などで行われる晩祷のことを示す。とある。晩祷とは夜の公祈祷。公祈祷(こうきとう)は、カトリック教会と正教会において、聖堂等において行われる公的な礼拝を指す言葉であると。

 誰が弾いているのかわからない、ただ、ショパン夜想曲集」とだけ書かれたCDが家にあり、それを借りて聴いている。ショパンノクターンというとあのあまりにも有名な曲「夜想曲2番」もとても素晴らしいが僕は「夜想曲第1番」にとても惹かれる。そのCDの名も知らないピアニストの奏でる第1番に心を奪われる。

 ふいに現れるように始まる「第15番」が始まった瞬間も美しい。

 その名も知らないピアニストが弾くショパンで、つまり僕のクソみたいな「生活」にも少しばかり美しい瞬間がもたらされると言うとあまりにかっこつけすぎだけれど、そんな聴き方を赦す(許す)ような「音楽」がこの世には在るんだな、、、と思っているのです。


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変容を少し書き進める。