hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2010・4月9小節目

福島諭さんに「変容の対象」2010・4月9小節目を送る。
8−9小節目を受け取り、http://www.mimiz.org/index.php?ID=379しばし通して確認する。
今月は分裂的とも言える印象があって、そこが気に入っている。
スキゾイド

各小節、部分部分は構造がはっきりとクリアだが、その構造の「行き先」とそれを受けての「結果」が印象としての「分裂的」というイメージをもたらしているように思う。実は福島さんも私も混乱、錯綜しているわけではなく、ただ、結果的におおよその全体像から受ける印象がイデアとして分裂的という姿をしていて、音の組織そのものが分裂的というわけではない。もし、音の組織そのものが分裂的であったなら、それは失望しか感じないだろうとも思う。その分裂的に「組織」された(ここがもっとも重要な視点と思っている)全体像が新しい何かをつれてくるような気がして気に入っているのだ。つまり分裂的に「調和」することは可能か?というヒントだと。