整理されたものたち
最近の嗜好であるのだろうか、整理されたものに強く惹かれる。雑多で、騒がしく、むりやり馬鹿騒ぎのようなものには反吐がでる。これは何も行動だけではなく、ほぼ全ての現象に言える。
整理された音楽。整理された思考。整理された文章。整理された姿、、、
美とは何か。端的に言えばそれは整理された佇まいをしているものではないかしら、、、とさえ思えてくる。
それらを支える、または支配しているものはとても複雑で、しかし、細かな思考の触手が絡まることなくその細部にまで輪郭をはっきりと示している。
風が吹いていて、頬をやさしく掠める午後。
誰もいないそこで
そのことを考えるのです。