hamaji junichi

composer saxophonist

天使を見ようとしない者には天使は永遠に見えない

Diesel Guitarの新譜、2枚組みを能勢山さんから直接いただいた。まずはDisc1を部屋でヴォリュームを上げ、爆音に近い状態で聴く。全て聴いてまた書きたい。能勢山さんにもお礼のメールはその時しよう。能勢山さんのことは間接的に福島諭さんを通じてある事柄についての感想などシンパシーを感じていて、実際お会いすると、あまりに会話がかみ合うので嬉しくなった。能勢山さんもそう感じてくれたみたいだ。

私は重度の文句たれで、ちょっと自分でも病的に思うときもあるが自分にうそはつけない。レイモンド・チャンドラーの作中の会話のなかに「とうの昔に自分に愛想を尽かした男」という台詞があるが、まさしく自分だ、と感極まったのだけれど、絶望するにもほどがあっても、また、カポーティの「この世はひどいところなの、、、今のうちに知っておくと良いわ、、、」という箇所をとても感傷的に同意するのだけれど、新潟で素晴らしく輝いている人たちを見て、そうして少し元気付けられ、そういった人たちが話す会話のなかに美しい言葉が躍るのを確認して、ああ、、、と嘆息をもらす。そんな日があって、、、

映像作家、池田泰教さんの「映像の歴史は物語りを創造することにはある成熟をみているけれど、そのほかに決定的なものは見つけられていない、、、」という主旨の言葉を聴き、ああなんて、、、と思わずにいられない、、、




変容の対象を書く。福島さんの1小節目は素晴らしく、自分もうまく1小節目を書けた。2小節目も書いたが、もうひとつの可能性もあるので少し考えたい。



福島さんと久しぶりに演奏した。壮大すぎる課題、そして自らの演奏に関する問題は今は忘れて、その事実だけを喜びたい。新たな曲を書きたい、、、と明確に思った演奏後。