hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2011・12月10−11−12−13小節目

福島諭さんに「変容の対象」2011・12月10−11小節目を送る。

11小節目はクレイジーだとは思ったがそのまま採用した。書いてから何度か確認するうちにそのクレイジーなものに対して奇妙な愛着もうまれていることに気付く。

先月から採用された相手の書く次の小節の音数指定指示に関して福島さんと電話で相談。期限を一月で一作品と切って制作している為、この決まりごとに関しては来年にも引き続き少し修正を施していかなければと話す。問題は終止がいつ訪れるかわからない為に、音数指定にも幅をもった記述を可能にしなければいけない。

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福島さんからいただいた本のなかの記述に晴れやかなものを見つける。焦点が合う。見事なクリアさで。言葉には時として心臓を射抜かれるようなものがある。僕はそれを待っている。

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必殺の「カラマーゾフの兄弟」を購入。地元の本屋さんで買えた。この本屋さんは中上健次のエッセイにもちょっと出てくる僕の家のすぐ近くの本屋さん。そこでサイン会をしたことなどが書かれていた。でかいチェーン店の本売り場とかにはドスト氏の本が1冊か2冊しか置いてなかった。なに考えてんだよまったく。田舎やと思ってばかにしてるのか、実際ほとんど売れないからか。多分後者だろうと思うが徹底した合理主義はこうやってどんどん取りこぼしていくのだ。

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本屋さん限定で映画「ノルウェイの森」DVDが千円ちょっとで売っていた。即買い。この映画を観るかは迷っていたけど買ってしまったので観る。

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福島諭さんより「変容の対象」11−12小節目を受け取る。11時43分。

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12−13小節目を送る。30日0時35分。