hamaji junichi

composer saxophonist

respice finem 1

新潟での作曲家・福島諭さんとの二人展。無事終え帰郷しました。

まず、我々の作品を聴いていただいた皆様に感謝の意を。

そして、この発表に協力を惜しまず支えてくださった皆様に感謝の意を。


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一日目。

和歌山を朝出発し、大阪、伊丹空港に。サックスを持ち込む時にいつも何か言われないか、、、と思うが何も言われず荷物検査を終え、新潟に。福島さんに到着の連絡をいれ、ホテルに行く前に古本屋さんに行く。持ってきた『ミレニアム」2部の下巻が思ったより読む速度が速く、つまり面白いからだが、滞在中読む本が無くなる恐怖というか、、、つまり僕は完全な活字ジャンキーなので兎に角何か買わなければと105円の古本の文庫を時間をかけて見る。小川洋子著「薬指の標本」と、チャールズ・ブコウスキーの「ありきたりの狂気の物語」を買う。ブコウスキーのはみっけもん。薬指〜は白浜の森さんにお貸ししているし、素晴らしい作品なので、もう一冊持っていても良いと思ったから。

安心し、ホテルへ。フロントで「ハマジです」と言うときょとんとしている。変な間。無言。5秒。私には絶望的に長い時間に感じられた。、、、あれ、もしかしたらここレストランの受付とかそんなの?と思い「ここは、ホテルの、フロントですよね?」というと「ああ、、、ご予約ですか、、、」と。イラっとくる。減点。ここが天下の〜?ちょっと失礼だよ。いや、だいぶ失礼だ。ふざけんなっ。おっさん。と思うが、関西弁で早口で言うと何言ってるかわからない人も居るのは東京に住んでた時でも経験しているからもしかしたらそうなのかもしれないが、もしそうだとしてもだ、ホテルのフロントで何か言ったら宿泊の客に決まっているだろうが。寝ぼけんな。真面目にやれ。思い出したらふつふつと怒りがわいてきてしまい、、、読まれてる方気分を害したらすいません。でもあの対応はお世辞にもきちんとしたホテルマンの対応ではないです。あの人を小馬鹿にしたような5秒間。もう行きません。

部屋に入り、「ミレニアム」を読み、暴睡。福島さんから電話。午後8時。今回の発表の画廊「full moon」さんへ。奥様と一緒に車で迎えにきてもらい、機材の搬入。

画廊の越野さんとご挨拶し、新作「埋没する3つのbluesに捧げるcondensed music」の為のスピーカー制作を依頼していた高橋悠さん、香苗さんもいらっしゃったのでご挨拶。お二人とは何度か同じ空間にいたことがあったが、直接お話するのは初めて。でもやりとりは以前からあるのであんまり距離感はなく、人見知り大魔王にならなくてすんだので良かった。それにちょっと躁ぎみだった。今回の新潟での私。
スピーカーは写真で拝見していたが実物はさらに繊細でミニマルな感じ。高橋夫妻恐るべし。やはりお二人とも美術家であり、プロダクトデザイナーでもあるので、洗練さの表出は見事。少しみんなで明日の相談をし、その日は解散。

ホテルに帰り、近くの繁華街を歩く。お酒が飲めたならちょっと小粋なワインバーとかあったから入るのだろうがまったく飲めないので街の息吹を感じる目的でこ一時間歩く。食事をすませ帰る。小説を読み、寝る。夜中起きだしまた小説を読み再度寝る。

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2日目。