hamaji junichi

composer saxophonist

respice finem 4

ブコウスキーを読み、眠る。朝5時から幾度か起き、それを繰り返すこと午後9時まで。疲れが肩に堆積しているのか、硬直し、薬を飲む。肩こりの薬は筋肉を弛緩させる成分が入っている。だからあまり飲み過ぎはいけないのだろうが、こう激しいと飲まないとやってられない。

どうやら落ち着き、新潟での発表の熱狂というか、そう、自分の内部の熱量が平時のそれへと変わるのと同時に今日のような断続的な睡魔が訪れ、起きている間に、お客さんに見てもらった福島さんの文章を改めて熟読。[Amorphous Ring II]の作曲家の視点、思想が演奏時にどう流れているかを見るにつけ、録音して送ることはあまり意味がないことだと思い直す。初演当時と比べると解釈は深度を増し、それを本番で完璧には反映出来なかったものだから(その原因は簡単に言ってしまえば演奏の破綻箇所があったという、僕の技術の問題)再録を思ったのだが、文章を読めばそれでは作品の内部で機能するものとは齟齬が起きる。こうやって言語化する作業も今回の発表あってのことなので、お互いに時間をかけて文章化に時間をかけたのは良かった。

作曲の研究成果というか、そういった側面も今回の二人展であったので、所謂普通の演奏、ライブとかと呼ばれるもの、、、とは個人的には成り立ちが違うという意識が明確にあって、もしかしたら、秋か初冬に再度どこかで出来るかもしれないから、その時[Amorphpus Ring II]は、、、と思い直している。録音としては昭和音大での演奏が破綻もなく、音質、コンピュータとの音量のバランスとかには課題はあるものの、ある、正しい姿を留めているので、少し安堵してはいるが、許されるならあと何度かは再演できる機会をいただけたらと神に願う。あるいは神のようなものに。無神論者に近いが、巡り合わせみたいなものの見えざる手のようなものは信じる。それは経験則から。

Amprphous ring IIのコンピュータシステムの援用というか、それを使った僕の組織の作品も出来るということがわかり、、、それは福島さんとのリハでの、ちょっとした対話から、試しにちょっと吹いてみたのだが、これから書き始めようと思う。



だ〜んだ〜んだ〜ん、だっだだ〜んだっだだ〜ん〜、、、ダースベイダー卿のテーマが頭で鳴っているので、今日はスターウォーズ5を見よう。

福島さん、いろいろ準備などお疲れさまでした。あなたの今回の仕事量を思うと私は頭があがりません。敬具。


福島さんの後日記。写真がなんとも良い瞬間を捉えてくれている。
http://mimiz.org/index.php?ID=796