hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2012・6月第6−7小節目

福島諭さんから「変容の対象」2012・6月第6−7小節目を受け取る。


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悶絶のベートーヴェン。私はなんと言ってもこの曲。弦楽四重奏「大フーガ」


http://www.youtube.com/watch?v=XEZXjW_s0Qs&feature=fvwrel


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変容を少し書き進める。6月に入ってからなにも手につかず、日課もあまり吹く気にもなれない。精神が疲弊しているのでもなく、何と言うか、呆として日々とりとめがないのでここに書くことすら何も浮かばないし、書く気もおこらない。そもそもやさぐれ日記とか悶々日記(これは太宰か、、、)とか悪態日記、、、とか、、、なんでも良いがくさったげな話を阿呆面さげて臆面もなく書く事に疲れているような気もするが、それすら考えるのが面倒なのである。新たな埋没〜の次の作品の構想なんかもうそろそろ出てきてもおかしくないと自分では度々思ったりもするが何も出てこないし、その気配すらない。で、何を言いたいかと言うと、「変容の対象」というのは月々月末が締め切りで、もう強制的に「書かなければならない」作品である。実はその強制的に発動され続けるそのルールの支配下にあることに感謝しているのである。こう、凡庸な言い回しだと抜け殻みたいになっていても兎に角、目の前にある楽譜、音符に「応えなければ」ならない。その細部に機能する思想の断片でも無理矢理見つけなくてはならないのだ。こんな状態でもそこに、そこだけに労力と時間を捧げる。それが実は救いにもなっていると。