hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2012・10月6−7−8小節目

昨日の夜、福島諭さんより「変容の対象」2012・10月6−7小節目を受け取る。
http://mimiz.org/index.php?ID=867


気付けば、もう時間が無い。かと言って急いだわけでも無いが、受け取ってから断続的に書き続けた。間に映画を観てまた譜面に向かい、明け方書き終え7−8小節目を送った。

福島さんの最初の動機(今月は福島さんから始まった)から楽想は随分変化した。その変化は自分の組織に関しては意図的に、もしかしたら他の月よりは半ば強引に変化させてきたように思うけれど、最初から確認してみるとある種の整合性を持っている。ここが「変容の対象」の興味深いところで、二人の作曲者が居るということで、ある種の重力が働く。作用と反作用が同時に走る。この表現は正確ではないけれど、なんとなく雰囲気はわかってもらえるだろうか。中上健次の作品に「重力の都」というのがあることを思い出した。ぜんぜん変容とは関係ないけれど、言葉というのは自分みたいに一人で黙考している者にとっては触手を全然別の方に伸ばしたりする。それがある時音楽にも結びついたりもする。「埋没する3つのbluesに捧げるcondensed music」なんてまさしくそこから始まった。言葉といえば聖書。キリストの言葉。昨日観た映画でも聖書が出てきて、その言葉が大きなテーマだった。話はどんどん別の方向に行くからこのへんで。

http://mimiz.org/index.php?ID=868