hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2014・10月第9−10小節目

19日。《変容の対象》2014・10月第8−9小節目を福島諭さんから受け取る。

9小節目をその日に書き、未だ10小節目は書けずにいる。


今日は図書館に行き、ヘミングウェイの短編集、荒俣宏帝都物語異録、小川洋子の言葉の標本だったか、、、そういうようなものを借りてくる。まあ、2週間で返却なので手元にあるバラード、ギブスン、松本清張、音楽書など併読しているのでそんなに借りても読めやしないのに、ほっとくとなんやかんやと借りたくなる。まったくなんつう魅力的な場所なんだろうか、、、レイ・ブラットベリ、ポール・オースタースティーブン・キングカフカの自薦短編集など迷いに迷ったが結局借りるのはやめたし、日本の作家の未知の本なんかも手に取りだすと時間はあっという間に過ぎる。帝都物語は10代の頃熱狂した。主人公加藤の生まれは和歌山県龍神村。なんつう意味深な名前の地名であろうかと、子供心に思った記憶がある。車でそこを走らせること今まで幾度となくあるが、実体はまったくわからないような雰囲気がある。近くにあるのに妙に謎めいている。また、どこかに車を止めて散策などできないような、ある種の閉じられた雰囲気もあるが、これは自分が勝手に思うことなので他の人はどうなのかはわからない。そういった「感じ」も想起され当時、あの加藤の出生地として記述にあった帝都物語の一節に妙に納得。そういう背景があって荒俣宏の本を見たら引かれるように手に取っていた。


ポリーニウェーベルンop.27とシュトックハウゼン

ポリーニの発言なんかはやっぱり納得の一撃である。


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福島さんに9−10小節目を送る。