hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2016・1月第7−8−9小節目

《変容の対象》2016・1月第7−8小節目を福島諭さんより受け取る。


**
練習前にアルト、buescherの錆を落とす。ヴィンテージなのでもう所々青錆など浮いているが管体を奇麗にするためではなく、演奏後に両手に錆のため黒ずんだ後をはっきり残すのでいつかやらないと、、、と思いながらもう数年経っている。ようやくやる気になり、コンパウンドを用意し、左手のパームキイ、右手サムフックのみの部分を落とす。やり終えて青錆などもとってみようか、、、とも一瞬思ったけれど止めた。外観はこのままの方が良い。

福島さんは最近いろいろレコード盤を買って聴いているとあった。そのなかのストラヴィンスキー「ペトリューシュカ」はテンポ設定が遅く、けっこう手を入れている編集痕があるそうで残響が一切ないとか。逆に興味を引かれる。

こういった話は少なからず刺激を受けるようで、自分もちょっと久しぶりにjazzアルバムを一枚購入した。最近のある種のjazzアルバムは非常に音が良い。自分はアコースティックJazzのウッドベースの音に異常にフェティッシュを感じるようで、ベースの音が良く録れているかどうかが重要であり、これはあんまりだったが、久しぶりに大音量でjazzを聴いた。兎に角、ベースはアコースティックに限る。

jazzの名盤も以前は夥しいほど持っていたが、ある時期何故か「もう聴かないだろう、、、」と恐ろしい気の迷いを発揮してほとんど全て売ってしまった。今さら聴きたいものがあり、ふざけんな自分と。

福島さんにはレコード盤買ってるならオーネットの「ジャズ来るべき者」を是非聴いてみてと言っておいた。あのアルトの音、ロンリー・ウーマン(レコード盤の)のはやばいからと。サクソフォンの録音法について話していた時だ。実際のクラシックとjazzの録音の仕方、音の違い(聴取)について話していた時だったろうか。話の本筋として。


そんなこともあり、手元にはブーレーズストラヴィンスキーウェーベルンリゲティなどのCDのボックスセットを持ち込んで改めて順に聴いていく気になっている。ブーレーズのはほんまえげつないから。

ふと急にカプースチンが聴きたくなる。



**

8−9小節目を送る。