hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2016・8月第2−3−4小節目

《変容の対象》2016・8月第2−3小節目を福島諭さんから受け取っていた。


昨日3−4小節目を書き終えてい、今再度確認して送ったところ。


サルトルの「嘔吐」を読んでいたからか知らんがフランス映画も数本みた。「ベティーブルー」も初めてみる。昔東京で映画の好きな女の子がいて、そのこに影響されて映画をみるようになった。彼女はフランス映画が好きだった。


バラードの「コカインナイト」。もう最後だが、永遠に続くであろう平穏(幻想に過ぎないが)を揺るがしその世界を生き返えさせる(それが瀕死の世界であると、作中の人物はあるいは確信しているようだ)ものとして物語では犯罪が有効に機能する様や言説が描かれていて、水が動かず腐っていくのを防ぐために、意図的に攪拌する(その手段が犯罪だというわけだが)様が、もっと大きなメタファーを示唆しているようで、、、多分指している。

バラードといえば架空の街「ヴァーミリオン・サンズ」の短編小説の数々が有名で完成度もハンパない。これらは数冊の短編集に分かれて収録されてい、昔ハヤカワ文庫がそれらをまとめて出版していたものがあるが高くて買えやしない。短編集を開いて探して拾い読みするしかない。