hamaji junichi

composer saxophonist

《変容の対象》2017・第14−15小節目

《変容の対象》2017・第14−15小節目を福島諭さんから受け取る。

今日は朝、和歌山、南紀でも少し雪が積もった。年に一度か二度積もることもある、、、というぐらいの稀なことだ。朝、出かける用事があり去年暮れに買ったマウンテンブーツを履き、その雪を踏んだ。そのブーツも所謂ファッションブランドのものなので本格的なものではないのだろうが、そのグリップ力は普段履いているnew balanceの996や576だったら滑りまくって舌打ちしまくるところを、流石だと独りごちながら雪というのは面倒なものだなと思った。新潟はこんなものではないだろうから福島さんたちに笑われるか。ずっと前だが新潟では夜、雪がしんしんと降り積もると「音が消えるんです」と言っていた。silence、、、と言えば遠藤周作原作の「沈黙」がマーティン・スコセッシ監督で映画化されて今公開中だ。残念ながらこちらには来ない。見たくて仕方がない。スコセッシと言えば「タクシードライバー」サックスが鳴り響く映画でもある。ひょっとして今だったらジョディ・フォスター演じる幼いロリータのような描写はアウトなのだろうか。禁忌は何故禁忌なのか。聖書に書かれている禁忌は何故書かれているのか。禁忌と言えば、最近夢魔のことを少し調べていた。夢魔と聞いて真っ先に思い浮かべるのは埴谷雄高「死霊」の夢魔だが、こちらは哲学的なメタファー全開でエロさ微塵もないものだが、西洋の夢魔は性に直結している。インキュバスは悪魔の子を孕ませ、スクブスは精を奪う。悪魔の一族だ。悪魔と言えばデビルマンシレーヌがなぜああも怪しく美しいのか。寺田克也の描くシレーヌはやばい。

15小節目を書く。嵌った。多分。