hamaji junichi

composer saxophonist

23日新潟。福島さんの非常に興味深い話が聞けるだろう。みなさま是非。 

以下転載。

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音楽と人との関係が多様化している現代、それでも日々多くの音楽が生まれ続けています。
音楽を生み出す、ということはそもそもどのような行為なのでしょうか。今回は新潟県出身の作曲家・福島諭の音楽周辺について本人から語ってもらう会を開催します。
 現代音楽のフィールドで活動をメインにしている福島諭の音楽は、コンピュータと奏者の演奏との間に独自の対話的な領域を開拓してきました。多くの作品は独自の楽譜に記譜されてもいますが、その多くは一見すると難解にも感じられます。しかしながら、各作品がどのような意図で作られているのかを知ることは、音楽の今後の可能性について考える有意義な機会になります。そしてまたその理解は、結果的に立ち上がる音楽自体の捉え方も変えるかもしれません。
 今回は入門編ということで、作曲内部の独自の観点について、作曲者本人から大枠の解説を行ってもらいます。第18回文化庁メディア芸術祭にて優秀賞を受賞した《patrinia yellow》for Clarinet and Computerの解説をメインにしつつ、現在進行しているプロジェクトや、現在の作品スタイルに至るまでの過去作品の変遷なども含めて全体的な話を行います。それはまた、80年代から現在までの個人規模のテクノロジーの変遷とも大きく関わっている内容でもあるでしょう。ある個人の周辺にある(あった)音楽から、現在とこれからの音楽について気軽に考える会になればと思います。

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11月23日(木・祝)
開場 17:30/開始 18:00

1500円
ドリンク付(喫茶室たゆたう)

gallery 3+4 creative
新潟県新発田市大栄町1-6-13
0254-42-9002
(駐車場はございません。車でお越しの方はお近くの有料駐車場をご利用ください)。
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Talk】福島諭/Satoshi Fukushima

1977年新潟生まれ。
新潟大学教育学部特別教科(音楽)教員養成課程卒業。
IAMAS ( 岐阜県情報科学芸術大学院大学 ) 修了。

2002年よりコンピューター処理と演奏者との対話的な関係によって成立する作曲作品を発表。
また、即興演奏とコンピューターによる独自のセッションを試みるバンド、Mimizのメンバー。
2008年より濱地潤一氏との室内楽シリーズにも力を入れており、交換型共同作曲作品《変容の対象》は2009年元旦より開始され現在も進行中である。《変容の対象》2011年版の他にも、マリンバと室内アンサンブルのための《氷中フロレット》('12) 、4声の合唱曲《Eupatorium fortunei》(’15)などコンピュータを演奏時に使用しない作品も2012年より発表を開始している。
日本電子音楽協会会員。作曲を三輪眞弘氏に師事。      

[賞歴]
個人:2006 第一回 AACサウンドパフォーマンス道場 優秀賞
個人:2011 第六回 JFC作曲賞 入選
個人:2014 第十八回文化庁メディア芸術祭 アート部門 優秀賞

Mimiz:2006 ARS ELECTRONICA 2006 Digital Music Honorary Mention
福島諭+濱地潤一《変容の対象》:
 第十七回文化庁メディア芸術祭 アート部門 審査委員会推薦作品 選出



【Cafe】喫茶室 たゆたう

. . ゆらゆらと ゆれているような ふんわりとした たゆたう じかんを . .

新発田の日本庭園「清水園」内に佇む小さな喫茶室。
今回は特別出張喫茶でドリンクをご用意いたします。(ソフトドリンクのみ)

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