hamaji junichi

composer saxophonist

2018年《変容の対象》11月10−11小節目を福島諭さんに送る。

今まで全く時間がなかった反動かこの二日ほど映画を立て続けに見続けている。6、7本か。気づけば見始め寝るのを惜しんでいるかのように。他にも変容を書いたりギターを弾いたりもちろんサックスもだが、映画は他者の人生なり物語を、自分が経験できないその「経験」を経験した気にさせる。それはある種の救済、救いでもあるのかもしれないと思った。人生は苦しく、苦悩と倦怠、果ては怠惰に、と自らを恥じて久しいがそんな心理の隙間にそう言った感慨がふと去来するのかもしれない。なるほど自身のその身の置き場を客観視するのはある種の慣習でもあるがそれだけでは言い切れぬということを知っているからこそ救いが必要なのかもしれない。