hamaji junichi

composer saxophonist

作曲家の福島諭さんと久しぶりに電話で話した。サックスの日課の練習を済ませ、少しよそに出て勉強をした日だったので、気分を軽くしてもらった。

 

一時間あまり話す。互いの近況などが主だが、必然音楽のこと、創作に関する思索の流れに沿って生きてゆく中で出くわす日々の出来事を通して、そこに必然的に現れる違和感について、乖離について名状しがたいことも話した。

 

福島さんによると先日、新潟の高橋悠、香苗夫妻、遠藤龍くんと集まった時、自分の話題で結構な時間話したと聞いて、ありがたいことだなと感じ入る。悠くん、香苗さんは立体など美術家(だけには止まらないが一応こう書かせてもらう。今度会ったらどういう表記が望ましいのか聞いてみることにしよう)で福島さんと発表を共にしているし、龍くんは映像作家である。遠方の地でそういう時間が流れていることはとても心強いし、また、彼ら、彼女の顔を思い出しもする。それは、そう、ウェーベルンのピアノ・カルテットあるいは、スロウムーブメント・フォー・ストリングカルテットのような強力な「何か」を誘発する音楽のようだと。