hamaji junichi

composer saxophonist

 


Dave Brubeck Quartet In Your Own Sweet Way Belgium 1964 YouTube


Miles Davis Quintet - In Your Own Sweet Way

 

ポール・デスモンドが信じられないソロを吹いている。夢のようである。一体どういう内部の思考の流れがあって「それ」が可能かわからないが、思わず夜中採譜してしまった。

 

一方のロリンズのソロはもう完璧すぎるということでつとに有名である。(はずだ)津上研太さんに師事していた頃、聴くべき作品の一つとして勧められて以来愛聴。もう随分昔のことだ。

 

jazzは譜面というメディアによって「初めて」出現するもの、、、以外では最強の音楽の一つだが(無論僕は前者の側に基本的には立つけれども)これらはそれを証明している。

RGB3

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福島諭さんから今月の変容の最初の返答を受け取る。

 

今は台風の風が断続的に電柱のシールドを揺らす音と、風の壁のぶつかる音が鳴っている。

 

レゾナンスという言葉はサクソフォン奏者なら少し頭にある。

 

福島さん、高橋悠さん、高橋香苗さん、遠藤龍さんは今回互いを顧みないという文字がそのフライヤーに明示されている。砂丘館は一度演奏したことがあるからその様子を思い返しながらこの3年目のシリーズイベントに思いを馳せた。

 

新潟の方々は是非足をお運びになられてください。14日砂丘館にて。

《変容の対象》2019年10月第1小節目を福島諭さんに送る。

 

今月は自身の動機から。

 

変容では少しない動機を送った。

 

秋だというのに暑日が続いたが、今日の朝は涼しい。

 

相変わらずレザージャケットへのフェティッシュが溢れかえっている。

 

m-65やn-3bなどのアーミージャケットも早い時期から数点買っているけれど、冬になってみないと着るかわからない。

 

福島さんの地元新潟では必然としてn-3bなんかは着なきゃ保たないだろうけど此処はそうでもない。

 

先月の変容も無事fineを迎えた。組織的にはまだまだ広がりを見せるようなものだった。

 

今月は自分の動機から。一つの選択肢として、先月の楽想を引き継ぐということもfineの連絡を福島諭さんに送る時に考えたが、もう少し考えようと思う。

 

夜中はwebern。日中の車中などではmiles davisのbox setを聴いている。こう言った大量の音源セットは実のところ散漫に聴いてそのまま放置していることがままある。今更気づくことも多い。結局milesの場合コルトレーン、ロリンズとやったものがこのboxの中でも存在感が突出してこちらに届く。英語で感動した時の表現として「you touch me」という表現があるが、まさにこちらに触れてくる、触れられているような存在感のある音楽。演奏。

 

 

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新たに出会った人たちからのお誘い(最近割に誘われるので少し驚いている)があり、その人たちは善き人たちでありそういった日々の中の変化に心安らかになることもあれば、先日書いたような程度の低い悲しい人に出くわす災難もある。これも世界の多様性故と、考察は可能ではあるが、もうこの歳になると安らかに過ごしたいものだと切に願う。それは作曲家として演奏家に出会うときもそうだし、演奏家として出会うときもそうだ。

 

 

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と、いった流れでmilesのboxで以前買って売ってしまったショーター・ハンコック・カーター・ウィリアムスの所謂黄金のカルテットのbox setを再購入。少しだけ聴いたがもうjazzの極北である。いや、音楽の極北の一つ。