hamaji junichi

composer saxophonist

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

思いつき

福島諭さんのソロ作品とみみづの作品を聴き、新潟でのある会話を思い出した。 福島さんのPCから流れるjazzを聴きながら(すこし驚いた)「これモンクですか?良いですね、、、あ、オーネット!福島さん、オーネットとか聴くんですか、、、」「結構好きなん…

さて、ショパン。 何とも言えない高貴な音楽。 心が震えるような美とは「ああ、こういう、、、」 つまりどうにも言葉にならないのです。

昨日は夜中にCDの解説文を読みながら作品を聴く。 ベルクの作品。 日本盤だとライナーの文章の中に意外にすごいことが書かれていたりして、、、 作品に使われている12音技法の音列が数種類何気なく書かれていて、これだけでも数千円の価値があります。 …

昨日はクラリネットで12通りのメジャー、ナチュラル、ハーモニック、メロディックマイナースケールを満遍なく通過するエチュードを。夜中に。 ベートーヴェンの月光のアルペジオ。ナポリの和音のところでため息。羨望の感極まる。 いただいた音源もたくさ…

結局は音をどう組織するかが問題なのだ。 来年の円盤ジャンボリーの情報が円盤さんのwebに。http://www.enban.org/

あるヒント

先日、あるひとつのスケールを可能な限り高速で様々な組み合わせで吹いてみた。 どんなに高速になろうとも、その構造が見事に揺らがないのを確認できた。 破綻の美もあろう。 錯覚の美もあろう。 しかしながら今自分が真に欲しているのは、こういった揺らが…

反転

みみづのアンソロジーを聴く。 http://bookofdays-shop.com/?pid=9749874真夜中にひとしきり静寂を浴びるような経験。 つまり静寂の意味がここでは反転しているのだ。 むろん自らの聴取がそうさせているとは故、エレクトロニクスのこの豊穣な色彩は! 実際は…

5X12

ラヴェル、ドビュッッシー、バルトーク、ペンデレツキなどのCDとスコアを少しづつ買い続けながら、次の作曲の骨子を練る。昨日、メシアンの本にある旋律の組成を書き出す。5X12の旋律。言うまでも無く、これは移調の限られた旋律ではない。もともとあ…

book of daysさんにchamber music composition series-parallel

新潟のbook of daysさんにて自分の室内楽作品集が発売されています。 簡単な(いや、そうでもない)解説も書いています。こちらで御覧下さい。 http://bookofdays-shop.com/?pid=102719001曲目のprocssing op.と2曲目のstaticsは既発ものでchamber dub ens…

トレンド

アメリカンラグシーに行き、今年の秋冬のトレンドなどを感じる。今年も去年からの傾向を引き継いで、アーミーとライダースが充実。ショットとのダブルネームのワンスターのダブルのライダースや、N3Bなどのジャケットが目を引く。秀逸だったのがラグシー…

月光

最近はベートーヴェンのピアノソナタ「月光」を繰り返し夜の静寂とともに聴いています。完璧な音の組織が3つの音から始まり第三楽章にもその音のモチーフが編まれている様を目の当たりにすると喜びが湧き出しその音の中に完全に没入することを誘うように時…

新潟 最終日

福島さんとともに早めに起床。nodal point/modal pointの録音をする。が、時間的制約の為途中で断念。コンサート・ピースであるこの曲のレコーディングはまたの機会に。今回の新潟は非常に実り多いものだった。福島さんの印象、最初に…

book of days!

福島さん、新曲のプログラムを構築中しばしお茶を飲みつつ、時間となったのでbook of daysさんへ。 オーナーの帰山さんとご挨拶。 PAをしていただく、笠原円秀さんも到着され会場のセッティング。 新曲のリハをし、模倣対位法に近いシステムがはしるのを確…

新潟 2日目 スタジオ

福島さんのご実家から新潟市内へ。スタジオに入り、レコーディング。時間的制約から当日のイベントのリハと即興の録音を。即興はこの福島諭・濱地潤一「サックスとコンピューターのための室内楽」作曲作品シリーズにとっては本筋ではないが、まったく無関係…

新潟 一日目

新潟に向かう高速バスの車中で、福島諭さんに聞くべきことは何かを考える。 様々な視点が介在するはずのその作曲技法、作曲の思想、プロセッシングについて、デヴァイスの構築から透けて見える地平とは。共作をこれから続けてゆく上で知りたいことは山ほどあ…

帰郷 地の果て至上の時 grid605

圧縮された時間を瞬く間に通り過ぎた感あり。 帰ってきました。地の果てに。今はmessiaenのle banquet celesteを聴いています。雑事に追われながら少しづつ今回の行動日誌を書き進めたいと思いますが、想起されるイメージの強い事柄があまりにも多かったのも…