hamaji junichi

composer saxophonist

帰郷 地の果て至上の時 grid605

圧縮された時間を瞬く間に通り過ぎた感あり。
帰ってきました。地の果てに。

今はmessiaenのle banquet celesteを聴いています。

雑事に追われながら少しづつ今回の行動日誌を書き進めたいと思いますが、想起されるイメージの強い事柄があまりにも多かったのも今回の演奏旅行のひとつの特徴でもあります。強烈な人と人との邂逅が私自身に強く作用し、これからの指針をも左右するような、そんな6日間ではなかったでしょうか。

東京に着き、その足で吉祥寺のgrid605に。牧野琢磨さんと「layered music op.1」の演奏。第一楽章、第二楽章にわたってのサックスのロングトーンのみのスコアと、それにリンクして出力されるサイン波装置とギターによるアンサンブル。
ある整合性と構造が俯瞰される楽章になっていたように思う。

今回さらに書き加えた第三楽章、第四楽章は気になったことが少なからずあって更新か、または書き直しが必要かも。牧野琢磨さんとそのあたりのことをお話したかったが、録音された音源をいただいたので、それを聴いて判断したい。

当日はギターアンプの不調のため、ギターが前回と違い生音となったがその質感があらたな聴取感となって響いた。

来日中のトリスタン・ホンジンガーさんが会場にいらっしゃって、すこしコメントをいただいた。

自分の英語力のなさ故、あまりお話は出来なかったが、トリスタンさんの楽譜など拝見し、説明をうけれたことは筆舌に尽くし難い。少し前から、バルトークの5音階に興味があって、これからいろいろ試そうと思っていたのだが、トリスタンさんの作曲作品に3つの5音階をもとにした作品があって、興味深くお話を聞いた。もっと様々な和声や旋律について、その深い御考察をお聞きしたかったが、残念である。ほんとうに残念だ。無学故致し方なし。

牧野琢磨さんには今回も大変お世話になりました。
感謝の意を。

共演の佐々木さん、村上さん、ありがとうございました。

そして、お聴きくださったお客様ありがとうございました。

濱地潤一








一路新潟に。

続きはまた後日。