出発前に9月27日東京、30日新潟、2箇所で室内楽作曲作品の発表
9/27 grid605東京,9/30 book of days新潟
両日とも室内楽の作曲作品をやります。東京は「layered music op.1 section 1.2.3.4」を牧野琢磨さんと。牧野さんの現代的なギターが炸裂します。新潟は福島さんとの共作「nodal point/modal point」の再演と新曲など。福島さんのただならぬ「POP性」が表出するでしょう。
grid605
“mix 1 obscure”
■day : 2008.9.27 (Sat)
□time : Open 17:00 / Start 17:30
□ticket : 1,500yen
□定員:30人
□set list:
・牧野琢磨+濱地潤一Duo
・村上巨樹Solo
・佐々木秀典Solo
http://d.hatena.ne.jp/GRID605/
牧野琢磨さんと「layered music op.1」の再演です。新たに第3,4楽章を追加してのギターとサックスの室内楽作曲作品。12音技法の一部を引用した作品です。
『ネェ ネェ ハマジさん。-サックスとコン
ピューターによる室内楽-』
会場:BOOK OF DAYS
パレス古町1F)
日時:2008年9月30日 18:00開演
20:30終演(予定)
料金:一般1000円 学生500円
出演者:濱地潤一(sax, electronics)、田口雅之
(computer)、福島諭(computer&etc.)
内容:演奏家であり作曲家でもある濱地潤一さんは最近即興よりも作曲
作品に力を入れているようだ。その姿勢は従来の楽器の特性優先の作曲
行為とは少し異なり、演奏者自身の特性をまず第一の作曲要素と考えら
れているようだ。福島諭自身も、今年初めて共作で作曲という経験を得
たが、それはやはり濱地さん独自の作曲理念なくして実現しなかっただ
ろう。即興と作曲の違いや、各自が現在持っている問題意識などトーク
を交えながら進行し演奏も行う。また、ゲストに田口雅之さんを迎え、
作曲する際の興味や最近のアプローチなどを紹介してもらう。
http://www.bookofdays-niigata.com/
今月の新潟のbook of daysさんでのライブ&トーク・イヴェントの詳細です。
最初、福島さんhttp://www.iamas.ac.jp/~shimaf02/からこのイヴェント・タイトルをお知らせいただいた時は思わずのけぞりましたが、一瞬にしてその狙いを理解し、快諾させていただきました。なにより、こんな光栄は身に余るというものでしょう。今自分が見ている作曲「その演奏者が居てはじめて成立する室内楽作曲作品」の組織や技法、問題意識などを交えながら多岐にわたる演奏者自身の思考と結節点、福島諭さんの作曲、演奏の内的構造も拝聴しながら実際に今現在進行している福島諭、濱地潤一・共作の作品の現時点での(それは更新を繰り返す作曲であるが故)姿を聴いていただきながら、音階や音の組成、組織への考え、個人的には感覚について(懐疑を含めて)お話しながら、今作曲中の新曲も演奏する予定でいます。
濱地潤一