明日の為に猛然と楽譜を書く。豊かな生活とは何だろうとふと考える。道中の読書の為に森博嗣を買う。本を探していると目にとまった太宰治の「人生ノート」という本を拾い読み。昔、ほんまに昔「さよならを言う前に」という同じような、奇蹟のアフォリズム炸…

音源を郵送。新潟、東京の準備。今回東京滞在は一瞬。少し音程のヴァリエーションのスコアを書く。システマチックに組織された旋律。システムを見出し、それをもとに構築された音が表出するものが感情、感覚に触れる瞬間こそ、、、ウェーベルンを聴く。静謐…

ラヴェルがまた気になる。楽曲分析を少しする。ある曲全体の分析ではなく、１小節単位のもの。１小節にこめられた密度尋常ならざる「技法」に覚醒させられる気がする。半音階と短３度、３度、４度音程が織り成す何ともいえぬ色彩感。音の組織の「根拠」と「…

夜中、先日の録音をミックスダウン。今日、さらに確認するが、気になったことがあるので、再度今日夜作業してみることにする。福島諭さんから１０〜１１小節目が届く。特に９小節目、１０小節目は先日も書いたが２人の相互共同作曲のひとつの結節点になるよ…

８月まで発表のスケジュールが決まり、何をすべきか整理する作業が必要です。４月はレコーディング。これは先にgrid605で発表した「contempt for sax and guitar and live electoronics」のヴァリエーションで、２つのライトモチーフと７つのモードのサクソ…

福島諭さんに９〜１０小節目を送る。私の今月のハイライト。福島さんの２分の６拍子を受けてのアンサンブル。調性の中の抽象性の表出。アンサンブルが可能にするある「領域」 １月、２月、３月と組曲「変容の対象」s.saxとpianoによる〜をやってきて、今月か…

grid605で録音した「layered music op.1-1」「contempt for saxophone and guitar and live electoronics」を耳が腐るまで聴き、ミックスダウンの下準備をする。今さらながら「ツインピークス」である。巨匠デヴィッド・リンチ監督。リンチ監督の使う女優は…

東京最終日。新宿界隈のディスク・ユニオン、タワーレコードへ行き、ＣＤを買いあさる。半分は中古で。メシアンや、マイケル・ナイマン、ジョン・ケージなどのお手ごろな価格のものを衝動買い。音楽楽理の本も。タワーではmoton feldmanの２枚組みＣＤが信じ…

ライヴ会場からホテルに入り、録音した音源をチェックする。良く録れている。明け方からwbc日本対キューバ戦があるので寝る。が、２時間ほどで起きる。新宿の夜を散歩したくなったので歌舞伎町の方まで歩く。３時〜４時過ぎでも人の気配が満ちている。異界と…

３月１５日。昼過ぎに東京入り。いつもながらぞわぞわとした微かな感覚があって、それが心地よい。３時にgrid605に。牧野琢磨さんとは同じ電車に居合わせ、ホームで握手。会場に着き、鈴木學さんと握手。鈴木さんとは昨年半ば頃から作曲作品で共演しましょう…

帰ってきました。地の果てに。grid605におこしいただいた皆様ありがとうございました。 感謝の意を。濱地潤一

明後日３月１５日、東京吉祥寺「grid 605」http://d.hatena.ne.jp/GRID605/で２つの作曲作品を発表させていただきます。 宜しくお願い致します。濱地潤一 modal equilibrium□time : Open 19:00 / Start 19:30 □ticket : 1,500yen □定員：30人 □set list: ・…

福島さんに、３月５〜６小節目を送る。１５日の発表まで日もせまって、最後の作品のチェックに入る。 新曲に関しては旋律に関してのシステムの書き換えをした。和声情報は変更なし。旋律を担当するサックスのシステムの書き換え。当初はひとつのモードと半音…

福島諭さんのウェブを見て、土居監督の試論http://mimiz.org/index.php（3月6日付け）を興味深く読んだ。優れた文章はそこに異物の種子をひそませる。それは鋭い刃にも似た概念で、問いと、懐疑を孕み、議論の推進力たらしめる。そして、その懐疑は他者への…

昨日は大阪に行き、タワーレコードでＣＤを買い込む。その中で今日聴いてあまりにも良かった作品を紹介します。DUO D'ACCORD WORKS FOR PIANO DUO [MESSIAEN VISIONS DE L'AMEN][BEETHOVEN GROSSE FUGE]メシアンの2台のピアノのための作品と、ベートーヴェン…

3月、2小節目を福島さんに送る。

「１２組曲-変容の対象~s.saxとpianoによる~」 ３月の約束事 （１）楽器は福島諭はPiano、濱地潤一はSaxを使う。 （２）それぞれ自分の楽器を交互に作曲していく。１小節だけ遡って相手の小節に自分の楽器パートも書き込むことができることとし、最大２小節…

３月１５日に発表させていただくサックスとギターとライヴ・エレクトロニクスの作品「contempt for soprano saxophone and guitar and live electoronics」における和声と旋律の関係を考えてみました。和声情報自体はすでに決まっていますので旋律について考…