hamaji junichi

composer saxophonist

2009-01-01から1年間の記事一覧

「変容の対象」2009 fine

福島諭さんから「変容の対象」2009年最後の小節を受け取る。感慨深い。最後の音。 これで12組曲がひとつ完成した。来年第1音は私から始まる。 1年を振り返ることは今まで自分にとってはさほど意味を持たなかったし、そういったことを想起することす…

福島諭さんに「変容の対象」18−19小節目を送る。明日で最後の日。2009年版、12組曲「変容の対象」 (ソプラノ・サクソフォンとピアノの為の)

福島諭さんに「変容の対象」16−17小節目を送る。今日の福島さんの写真。素晴らしいと思う。あと、日記の内容も。文章はその人をうつす。http://www.mimiz.org/index.php?ID=310max/mspでバスのアナウンスや、エンジン音を処理している情景はあまりに美し…

福島諭さんに「変容の対象」14−15小節目を送る。今月も残り数日。どういったfineをむかえるかまったく見当もつかない。今回は4分の5拍子。後に委ねる気持ちが強い。時間が限られているが、委ねるべき時は委ねるべきという経験則もこの一年で学んだこと…

福島諭さんから、「変容の対象」11−12小節目を受け取る。 12−13小節目を送る。夜、眠りにつこうと思いながら、なかなか寝付けず、ぼんやりと考え事をする。 前回、奈良で演奏したlive electoronics pieceの亜種を思いつく。 奈良ではlive electoroni…

晦渋、覚醒、制約し続けるもの

福島諭さん「変容の対象」に晦渋のようである。http://www.mimiz.org/index.php?ID=307 このような停滞感はこの1年、おそらくお互い事ある毎に感じてきたのだろう。 それはしかし、とても貴重な音楽的思考の流れを意識させ、あるヴィジョンと、汎用性ある強…

さて、今日はクリスマス・イヴ。キリストに触れると言っても、私にはバッハのミサ曲を聴くか、モーツァルトのミサ曲を聴くか、吉本隆明の「マチウ書試論」を読むかぐらいしか思いあたりません。脳ミソバラ色になるような季節はとうに過ぎ去り、寂しさといっ…

昨日から引き続きnodal point/modal pointの改訂をすすめようとここ数時間やっているが、まったく進まない。書きかけては停止、ボツの繰り返しである。どうしようもない。眼前の音の組織によって思考の連続が停止され、そこから一歩も進み得ないというのは、…

また風邪をひく。奈良から帰ってすぐに喉をやられ、今は眼球に疲労のしこりをうっすらと感じつつ、どうしようもない倦怠感(文学的な方じゃない)を感じ、バッハのフーガを聴きながら、暖房かけまくって呆としている。年内は整理しなければいけない譜面、作…

変容の対象10−11小節目を福島諭さんに送る。11小節目、4分の88拍子という冗談みたいな小節になったが、そこがこの作曲作品のおもしろいところ。書いている時はひとりごとのやたら大きいのを連発。

奈良から帰りました

今日昼過ぎに和歌山に帰ってきました。奈良のsample white room良い場所でした。1階のカフェも一人でリハ終わりに行きましたが、おしゃれで気品があって、素晴らしく。「ああ、心地良いな、、、」と。演奏はlive electoronics piece for soprano saxophone…

明日 奈良 sample white room

モダニズムという概念が古いのか、新しいのか(ポスト・モダニズムも含んだとして)はまったく知らないが、モダニズムというある種の尊厳ある響きは聴こえてくるように思う。サクソフォンのモダニズムと例えば書いたとして、それが何を去来させるかは人それぞ…

福島諭さんから「変容の対象」12月7−8小節目を受け取り、8−9小節目を送る。 「ああ、音楽のようだな、、、」と胸中でひっそりと思う一瞬。音楽以外で音楽のようだ、、、と思える光景は確かにあるようです。

2009.12.19 sample white room Nara

12月19日、奈良で作品発表させていただきます。 中川さんによる現代音楽イヴェント。 場所は奈良 sample white roomです。 私はソプラノ・サックスとライヴ・エレクトロニクスによるソロでの演奏です。 ・etude [fragment] op.for saxophone solo ・live…

etude [fragment] op. for saxophone

etude [fragment] op. for saxophoneという小品をこのところ書いていて、今ようやく書き上げました。12月19日の奈良「sample white room」http://samplewr.exblog.jp/で発表したいと思います。19日のところをご覧ください。奈良なので、和歌山の方も少…

improvised music from japan 2009 発売

福島諭さんのブログを昨日拝見していたら、improvised music from japan 2009 発売http://www.ftarri.com/cdshop/goods/imj/imj-310-2.htmlの告知をされていて、私も作品をひとつ提供させていただいているので、ここに。発売は12月20日だそうです。「lay…

変容の対象4−5小節目を書き、福島さんに送る。 最近はバッハとリゲティを。素晴らしいという言葉ではとても足りません。19日のためにと言ってはなんですが、サクソフォンのソロエチュードの小品を書いていて、毎日少しずつ進めています。d mollの曲です…

福島諭さんから「変容の対象」1〜2小節目を受け取る。今月も楽しみである。その譜面を見て、少し高揚しながら、早速2〜3小節目を書き、福島さんに送った。その福島さんのブログに映像作家の前田真二郎さんhttp://www.iamas.ac.jp/~maeda/の情報が載って…

変容の対象12月

福島諭さんとの相互作曲の試み「変容の対象」も今月で1年目が終了する。2009年12組曲の最終曲である。来年もこの試みは続く。今日、その12月第1小節目を送った。音の組織とは何かを考え続けた1年間であった。そこにはっきりとした(他者から提示…

変容の対象の12月。動機を考えるが停滞。所要で三重に行き、太陽に射られ、カミュを想起しなさいといわれているような、、、でもそうではなかった。sad,bad,glad,mad...死霊の4兄弟に冠せられた十字架。improvisationfugueったく、何を書いているのやら、…

福島諭さんに「変容の対象」13−14小節目を送る。 ■12/19(sat) yuki nakagawa presents... "o/t/c" scene.11 _ "(Music) instruments and other…It has already come." charge: 1500yen open 18:00 / start 18:30 Act: Alexandre Babel(from Belrin) Tim …

変容の対象11−12小節目を送る。登場人物全てがろくでなしのドラマを観て、素晴らしいドラマを観て、凄すぎる作家の小説を読んで、疲れ果てて寝る。フーガ関連の書籍を少し読み返す。自らが無能故、例えば物語のなかの「天才」の脅威的な成功と破滅に憧れ…

福島諭さんから「変容の対象」10−11小節目を受け取る。東野圭吾「幻夜」を買う。レンタルDVDを続けざまに観て過ごす。

雨である。少し寒さが増し、冬の到来を思わせる。生きることにも心急き、感ずることにも急がるる、、、だったか、もう、そんな「季節」がこないのを呆然と呆けたように羨望の眼差しで見ることもなくなった。不条理故に我信ず。それすら心に響かなくなった「…

東野圭吾「白夜行」を読む。ドラマをDVDで観て、あまりの素晴らしさに原作を是非読まねば、、、とひとり思い、買って読んだ。分厚い、、、文庫でこの厚さ、、、と読み始めたが一気に読んだ。恐るべき小説である。必読。読めばこの小説の極めて稀有な手法…

いまのところお知らせいただいている情報です。12月の現代音楽イヴェント。 "o/t/c"http://nonpage.exblog.jp/i8//////////////////////////////////////////////////////////// □2009.12/19(sat) @sample white room http://samplewr.exblog.jp/yuki naka…

福島諭さんに変容の対象11月9−10小節目を送る。風邪で気分がおちるが、それに影響されるかどうかは検証しないで書いた。多分、影響はあるだろうが、今月は明確な組織図のようなものがあって書いているので表面にははっきりと現れないだろう、、、とも思…

風邪で体調悪し。久しぶりに人と話す。ラフマニノフを聴き、瞼が重くなる。このような優美さが人生にあれば、、、と思うが無い。

昨日は新潟で福島さんが参加されている、AMLのライヴがあった。告知リンクしようと思っていたが風邪でぼんやりしていた、、、どんなライヴだったのだろう。AMLの能勢山さんは牧野琢磨さん絶賛のギタリスト。私は残念ながら面識がないが、ディーゼル・ギター…

nodal point/modal pointの改訂、遅々として進まず。アイディアと実際の音符に記す行為が結びつかない。サックスとコンピュータの為の室内楽。