明日 奈良 sample white room
モダニズムという概念が古いのか、新しいのか(ポスト・モダニズムも含んだとして)はまったく知らないが、モダニズムというある種の尊厳ある響きは聴こえてくるように思う。サクソフォンのモダニズムと例えば書いたとして、それが何を去来させるかは人それぞれだろうけれど、私には抽象でもなく、前衛でもないもののように聴こえる。言葉というのはひどく混乱をまねくのは音楽を表そうとするときは、様々な固定概念の反転を含むから、これはやっかいで、途中でどうしても不備が目に付きあきらめてしまう。どうにも今回もそれのようだ。モダニズムが抽象でも前衛でもないもの、、、と書きながらその意味性が反転し、つまりそれをも含むという意味では混乱しているように見えるがしかしそうではない。言葉としては破綻しているが、ヴィジョンは鮮明で、明確であるべきもの。black out
明日の奈良の宿泊先を予約し、明日の発表の作品の譜面を準備する。今年最後の演奏です。
etude[fragment]op.for saxophoneという4分ほどの新曲の小品と、やはり「contempt」は演奏したいと思います。この曲は福島諭さんとのサックスとコンピュータとの室内楽ヴァージョンや、牧野さん、鈴木さんと私のギターとエレクトロニクスとサックスのヴァージョン、ピアノとサックスのヴァージョンなど亜種が存在します。今回はソロで、ソプラノサックスとそれに反応して出力されるライヴ・エレクトロニクスのヴァージョンを演奏します。それにlive electoronics piece for soprano saxophoneを。こちらはmy spaceでヴァージョン違いを聴けます。http://www.myspace.com/hamajijunichiこの3曲を。奈良のsample white roomhttp://samplewr.exblog.jp/
は初めての場所で、楽しみです。共演の方々の作品、演奏も。
■12/19(sat)
yuki nakagawa presents...
"o/t/c" scene.11 _
"(Music) instruments and other…It has already come."
charge: 1500yen
open 18:00 / start 18:30
at sample white room(nara)
Act:
Alexandre Babel(from Belrin)
Tim Olive
Junichi Hamaji / 濱地潤一
Akinori Yamazaki / 山崎昭典
【Artist informations】
Alexandre Babel
Alexandre Babelはイタリア・ジェノバ生まれ、現在ドイツ・ベルリン在住のドラマー/パーカッショニスト。
現代音楽やジャズを中心にしながら、モダンクラシックや即興音楽を含む、非常に様々な分野で活発な演奏活動を行っている。最近の主な活動としてはNicolas
Fieldとの超絶ドラムデュオの"ButtercupMetalPolish"やスイスのジャズロックバンド"Gekko"などがある。また打楽器奏者としては、Kammerensemble
Neuemusik BerlinやCentre International de
Percussionといったアンサンブルのメンバーでもあり、その他にもベルリンアンサンブルやFritz Hauser,Manfred
Karge, Jacques Demierreなどともコラボレーションを行っている。
http://myspace.com/alexandrebabel
Tim Olive
カナダの大草原で生まれ育つ.12歳でエレクトリック・ベースを始め、音楽理論の勉強と70年代ハードロックLP収集のため毎週100km離れた街に通う。その後ブルース、ジャズ、レゲエ、パンクロックを聴き、「都会」に移住後は、フリージャズ、初期の電子音楽やミュージック・コンクレート、アジア音楽を聴くようになった。このような様々な音楽の要素をロックのスタイルに組み込もうと努力するも、結果的に通常のリズムや調律されたピッチを放棄。よりオープンな形式、即興演奏に傾倒し、スチール弦とマグネティック・ピックアップによる音の可能性を追求している。ライブ活動は北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、日本に広がり、様々なミュージシャンと一期一会のコラボレーションを行っている。その他、Jeffrey
Allport、 Kelly Churko、 Alfredo Costa Monteiro、 Tom
Hall、磯端伸一、毛利桂(Busratch)、西川文章、Joel Stern、Adam
Sussmannらとの共演やレコーディングも継続して行っている。
http://www.myspace.com/timolive
濱地潤一 hamaji junichi
和歌山在住のSAXOPHONE奏者。サックスを津上研太氏に師事。
福島諭氏との「サックスとコンピューターのための室内楽」「12組曲-変容の対象~s.saxとpianoによる~」や、saxophone
solo improvisation、サイレント・ダブ室内楽「chamber dub ensemble」で活動。
http://www17.ocn.ne.jp/~hamaji
Yamazaki Akinori / 山崎昭典
2001-2003年にかけてサウンド・アーティスト鈴木昭男氏のアシスタントとして、ベルリンやロンドンでの公開制作やCD制作に携わる。2005年にギターと電子音響による作品集CD『RED FIELD』をHORENより発表する。実験的な手法を用いた作品は、静謐で幽玄な世界を描き出す。これまでにロンドン、ソウル等での海外公演及び日本各地で演奏活動を行っている。
"演奏"の可能性/不可能性を考えることを活動の中心と定める。
使用楽器はチェロ及び増幅のためのマイク。
sample white room