hamaji junichi

composer saxophonist

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月も終わりです。福島諭さんとの「12組曲-変容の対象~s.saxとpianoによる~」 も3月には新たな約束事を追加し始まります。 3月は15日に東京で私の作曲による室内楽作品2曲を演奏します。牧野さんと鈴木さんに私のトリオです。grid605は予約制ですが…

ロドリゲス監督の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を久しぶりに観て、タランティーノのサイコぶりと、ジョージ・クルーニーのおとこまえさと、ハーヴェイ・カイテルの激シブさに感心していると、途中でジャムって観れなくなる。中古を買ったらこうなる。…

「12組曲-変容の対象~s.saxとpianoによる~」

福島諭さんに、2月、11小節目を送る。1月とはまったく趣きの異なる作品になりつつある。興味深い。先月はあまり停滞もなく進んだこの両者の作曲行為だが、今月はすこし停滞もあり、またそれが意味のある停滞のような気がして今月はまだ残りがあるが、2…

サックスのマウスピースのアンブシュアをチェックし、倍音、フラジオのロングトーンを少し。楽器の角度、フィンガリングの状態などを意識して確認することをついつい忘れがちになるのを忘れてはいけないと思う。楽器の操作もより良いものに更新を絶えずして…

セリーヌの作品〈第10巻〉評論―虫けらどもをひねりつぶせ作者: L.F.セリーヌ,Louis‐Ferdinand C´eline,片山正樹出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2003/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (5件) を見る夜の果てへの旅〈…

5.5.1

今日はバルトークのピアノ曲のある部分を採譜し、その音の繋がりのシステムを少し研究してみました。ことバルトークに関して言えば、そのシステムが非常に明快(ある部分、ある側面ではですが)で、数学的でもあるのでそういった試みをするにはもってこいと…

複数のモードによる和声の姿

昨日の続きで、複数の旋律による和声をまずは少し組んでみました。7つの異なった旋律をつかいました。中心となる旋律を書き、その旋律に違う旋律をあててゆきますが、ある決まりごとにそって音を組織しました。ひとつのプロトタイプとしては面白いものがで…

少し旋律について考えが想起され、試す。 複合の旋律についてだが、これは最早新しいことではないが、そうかといってやりつくされた領域でもない。 で、なにがしかの感触が得られた。まだはっきりとこうだ。とは言えないが、でも何か出来ると思う。ユナイテ…

bartokの3つのエチュードを譜面を見ながら聴く。ゾルタン・コチシュの素晴らしすぎるピアノ。譜面の複雑さに驚きながら至福の時間が過ぎてゆく。 bartokのピアノ曲で私のマストは2つのルーマニア舞曲。超名曲!!!昨日は久しぶりにジャズを聴く。フィル・…

2009.3.15.grid605「modal equilibrium」

3月15日、東京吉祥寺「grid 605」http://d.hatena.ne.jp/GRID605/で2つの作曲作品を発表させていただきます。modal equilibrium □time : Open 19:00 / Start 19:30 □ticket : 1,500yen □定員:30人 □set list: ・濱地潤一/鈴木學/牧野琢磨トリオ・ラジ…

詩人

唐突ですが、私は詩人というものに強く惹かれます。詩人。この素晴らしい人種。リルケ、ボードレール、勿論ランボー、中也、ヴェルレーヌ、宮澤賢治、そして、もっとも素晴らしい詩人は誰かと問われれば、間違いなく吉本隆明です。初期の詩集はそれこそバイ…

このところけったいなエロコメントがリンクを貼って書かれていますので、暫くコメントは承認後掲載とさせていただきます。(コメントは歓迎しています)宜しくお願いします。ようやく、組曲2月5小節目を福島諭さんに送り、ほっとする。ベートーヴェン、ピ…

今日もどうやら駄目である。譜面に向かい朝9時から早4時間弱。予感はあるが、去来しない状態の悶々とした感じはなんとも気色悪いのですが、ばしっとくるときは来るのでそれを待ちましょう。届いたベートーヴェンの弦楽四重奏曲「大フーガ」の譜面を見なが…

長考

組曲2月、5小節目、長考に次ぐ長考。何度書き直しても駄目である。イメージとロジックがうまく機能しない不快さが微かに引っかかりそれを使えないと判断させるのだが、ほとんどそれは絶望的に一瞬で為される。おそろしく美しい福島さんによる4小節目のデ…

昨日は本当に久しぶりにパトリス・ルコント監督の「髪結いの亭主」を見て、詩的なやりきれなさとでも言うのでしょうか、なんとも言えぬつきはなされた感傷とも違う何かを感じ、男の映画だな、、、とか思いながら、女性はあの映画を見てどう感じるのだろうか…

変容の対象(2009)

福島諭さんによる、福島さんと私の作曲についての言及がこちらで読めます。(2月6日付)http://mimiz.org/index.php

grosse fuga

フーガについての書籍をぱらぱらとめくる。と、ベートーヴェンの弦楽四重奏「大フーガ」の譜面が少し載っていて、ちょっとさっきまで吹いて喜んでいました。喜んでいるだけでは勿論駄目なのですが、なんと言ってもそこは羨望の眼差しをおくる作品ですので、…

ベートーヴェンの大傑作!弦楽四重奏「大フーガ」を聴いています。昨日は祖母を送りに三重に。往復6時間弱の道中、モーツァルトや、ベートーヴェンを聴き、音のダイナミズムについて示唆を受けました。常にこれを意識しているか?自身に問うてみましたが、…

12組曲2月第1小節目

福島諭さんとの12組曲2月第1小節目を送る。1月は福島さんから第1小節目が送られてきて始まったのだった。31日に私が最後の小節を送り、1月の作品は終了。また新たな作品の始まりとなる。昨年末に福島さんからその話をいただき、いくつかの約束事を共…