hamaji junichi

composer saxophonist

5.5.1

今日はバルトークピアノ曲のある部分を採譜し、その音の繋がりのシステムを少し研究してみました。ことバルトークに関して言えば、そのシステムが非常に明快(ある部分、ある側面ではですが)で、数学的でもあるのでそういった試みをするにはもってこいと言うか、まあ音楽が素晴らしいのでその魅力の一端をそういった被分析性の側面からも見てみたいという欲求がわくのです。
音の始まりから、その次の音、そのまた次の音、、、とはっきりとした法則が見て取れました。それらは複雑に機能し、バルトークの音楽になっています。それらの法則をさらに別の譜面にし、音符をならべてサックスで吹いてみました。システマチックでありながらそれらの音のもつ聴感は官能的ですらあります。今日やったものは整理すると4つのまとまった音形があり、循環してゆくものでした。そのまとまりのひとつも3つに分割でき、それらがひとつの細胞になっているもので、それらの亜種をつくりだすことも可能なものです。
私にとっては背後にあるこういったシステムこそが非常に重要で、、、実はこれらは音楽のミステリオーソな部分ともなだらかに繋がっていると、、、、