hamaji junichi

composer saxophonist

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

変容の対象4月も終わり。ラヴェルを聴いています。ラヴェルは聞くところによると生涯独身だったとか、サティもそうでしたっけ、、、まあ、作品にはまったく関係のないことなのであれなんですが、、、今日も書くべきことが見つかりません。

ある音楽的技法の最も初期の手法によるもので昨日は夜中ピアノで録音。ちょっと深追いしようと決める。昨日も映画を1本観て、うだうだしながら数冊の音楽書に目を通して、あれも読まなあかん、これも読まなあかんと思いながら集中して読めず、つまり整理し…

「変容の対象」長考の兆しがあったがそうではなかった。今日福島さんに送る。メシアンを採譜。強力な論理。論理が全てを飲み込んでしまう圧倒的な美を見るようだ。メシアンは美しい。ロッシーニ、プッチーニを聴く。

夜中、件のコラージュ作品をミックスダウン。コラージュと言っても細かく切った貼ったのものではなく、極めてシンプルな配置になった。曲名は「fatal overture」福島諭さんから「変容の対象」4月11小節目〜12小節目が送られてくる。これは、、、長考の…

真夜中に思い立ってコラージュ作品を作る。思い立って、、、と言っても突然ではなく、確たる予定あってのことだが、ただ、昨日の夜やるつもりではなかったので、思い立ったと書いている。映画を一本観て、少しピアノの譜面を見たり、ベートーヴェンの大フー…

変容の対象 4月

作曲家福島諭さんとの共同作曲作品「変容の対象」の4月もそろそろ終盤です。毎月更新される作曲作業。今年1月1日より、ほぼ毎日「作曲」という行為を考えているわけですが、月ごとに作品の内に内包される技法やテクスチャーをそこに、つまり譜面に定着さ…

作曲をあれやこれやと試みるが、全てあきません。ので、今日はバッハを少し腰を落ち着けて吹いてみようとソプラノ・サックスで吹いておりました。BWV1033、フルートソナタ、andante-presto何か書けるような気がして書き始めましたが、どうやら何も書くべきこ…

あるひとつの、7つの音によるモードを組織し、ゆっくりとピアノで弾いてみる。4分の3拍子。2つの4つの音で出来たケーデンスが呼応している。黙考する音楽。音自体が黙考する、、、黙考と書くと、どうしても埴谷雄高の「死霊」を想起してしまう。重要な…

J.G.バラード 

巨大な知性がまた、、、 http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/8007331.stm

ソナタを書こうとして夜中ピアノの前に。導入部だけ書く。サックスで今日吹く。まったく駄目だ。凡庸の極み。DVDで「スカイ・クロラ」をまた見る。あまりに素晴らしいので黙る。押井守監督の凄みはますます私の心を摑んではなさない。原作の森博嗣も天才…

5月9日 名古屋

作曲家・福島諭さんの作品「amorphous ring I」のサックス奏者として演奏します。> ◇日時:2009年5月9日(土) > ◇場所:愛知県芸術劇場小ホール > ◇第14回 日本電子音楽協会演奏会、電子音響音楽シンポジウム&コンサート > ◇主催:日本電子音楽協会、日本…

Amorphous ring I

5月に名古屋で福島諭さんの作品「Amorphous ring I 」のサックスを吹きます。旋律のテスト、処理のテストなどここ数日やりとりが密になってきています。詳細はまた後日。

「chrom」の譜面を書く。first section、拍子は4分の4拍子だが、ひとつのケーデンスが7拍(8分音符で数えると音価が3+2+2)で組織されていて、小節線はこの場合単なる印にしか過ぎず、心理的にはその影響を受けない(つまり4分の4拍子で書かれて…

chrom

昨日は明け方まで「chrom」という曲の改変版を試していました。これはプロトタイプとして福島諭さんとのサックスとコンピュターの為の室内楽の作品として先日の新潟で録音しましたが、思うところあってピアノで単旋律を4時間ほどでしょうか録音もしながら弾…

saxophone pieces

ある旋律とある旋律を組み合わせ組織し、それをさらに改変し疲れ果てる。 今は、、、空腹のようなそうでないような。空虚であるようなそうでないような、、、ともったいぶって書くほどのものではない、、、とはたと思い、書くのを止める。きらきらとしたラヴ…

GLENN GOULDの尋常ではないピアノを浴びる。様々な試論を展開(自分の頭の中でですが)するが、何ひとつまとまらず。あきらめてアルペジオの譜面を書く。

4月3日

所要で恵比寿に。 それから新宿のタワーレコードに行き、クラッシックのCDなど見て回り、ラヴェルの譜面を買おうかと思って思い悩んでいたら(ようは懐がさみしかったのだ)空港に向かわなくてはいけない時間に。あきらめて今回は何も買わず帰った。和歌山…

2009.4.2 新潟〜東京

陽光煌めく微かな気配と静かに響くピアノの音で目を覚ます。福島さんが先に起きてピアノを録音しているのだな、、、と思いながらしばらくその階下で流れるピアノの音を聴いていた。ひととおり録音を終えたようなので階段をおり、ガラス越しに福島さんの様子…

2009.4.1 新潟

和歌山から東京をすっ飛ばして、新潟行きの新幹線に乗り到着。福島諭さんと会い、一階にアローズのbeauty&youthなどが入っているビルのスタジオに。生憎の雨である。思ったよりは寒くなかったが、中途半端な雨に少し打たれる。今日の目的は「contempt for sa…