hamaji junichi

composer saxophonist

あるひとつの、7つの音によるモードを組織し、ゆっくりとピアノで弾いてみる。4分の3拍子。2つの4つの音で出来たケーデンスが呼応している。

黙考する音楽。音自体が黙考する、、、

黙考と書くと、どうしても埴谷雄高の「死霊」を想起してしまう。重要な登場人物に黙考の狂人が出てくるからである。黙狂の、、、、

思うに「死霊」のあの膨大な情報の背後に「静謐」がたちこめているのが私の心を摑んで放さなかったのかもと、思ってしまう。クビタケオの存在が唯一の救いであるような、、、音楽で言えばドミナントの役割をクビタケオが担っていて物語の推進力たらしめる、、、

何を書いているのであろう。