hamaji junichi

composer saxophonist

夜中、件のコラージュ作品をミックスダウン。コラージュと言っても細かく切った貼ったのものではなく、極めてシンプルな配置になった。曲名は「fatal overture」

福島諭さんから「変容の対象」4月11小節目〜12小節目が送られてくる。これは、、、長考の予感。11小節目、意外なアプローチが眼前にひろがる。作曲者が2人居るので楽相を想定することなど意味をなさないがそれを考えても驚いた。こういった瞬間がとてもとても貴重なのだ。11小節目私が書いたのは2分音符と全音符の組み合わせのEの持続音の連続。必然スペースがそこにうまれるのだが、このスペースにどうアプローチするかはひとつの挑戦でもあるだろう。音を組織する上でスペースの存在の重要度は私が書くまでも無いが、そのスペースに今、組織されたものを見て少し興奮してしまった。それを引き継ぐ12小節目、先ほどあれやこれやと試したが全て駄目であった。長考の前兆である。今月終わりまで後3日。

長考するのはほぼ決定なので、すぱっと今のところは忘れて今からメシアンピアノ曲の一部を採譜しようと決め付ける。ピアノデュオの作品のなかのもの。

森博嗣作品がおもしろすぎる。巻頭の引用文、埴谷雄高「死霊」があったり、夢野久作があったり、ボードレールがあったり、、、一時期おそろしいほど耽溺した作家の引用文が突如現れるのも何か感じるところがあるのだ。

今日、ウェーベルンの楽譜が届く。

名古屋の宿泊先をとりあえず予約。

変容の対象を少しやる。微かな糸口が見えたような気がする。