hamaji junichi

composer saxophonist

長考

組曲2月、5小節目、長考に次ぐ長考。何度書き直しても駄目である。イメージとロジックがうまく機能しない不快さが微かに引っかかりそれを使えないと判断させるのだが、ほとんどそれは絶望的に一瞬で為される。おそろしく美しい福島さんによる4小節目のデーモニッシュな美がそれを容易に赦さないのである。

「では沈黙を選択してはどうか?」私の内でそう呟くのだが、その沈黙と等価の音があるはずだと、根拠のない予感が確かな存在を宣言するものだから、、、

まるで夢魔を見る者のような者の記述なのでこの辺で止めておこう。

沈黙と等価の音、、、今、あらためてそれを書いて、何かが見えた気がしたのでした。
 







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