hamaji junichi

composer saxophonist

思いつき

福島諭さんのソロ作品とみみづの作品を聴き、新潟でのある会話を思い出した。
福島さんのPCから流れるjazzを聴きながら(すこし驚いた)「これモンクですか?良いですね、、、あ、オーネット!福島さん、オーネットとか聴くんですか、、、」「結構好きなんですよ、オーネット」「で、オーネットの中で何が一番マストですか?」「アメリカの空です」

あの圧倒的な作品「アメリカの空」
それと双璧を為すと個人的に思っている「ネイキッド・ランチ」サントラ
オーネットがオケの上でジャズの異端の光輝く旋律(それはビバップの文脈からはじきだされたオーネット自身の強力でもしかしたら悲しい「カラー」でもある)を吹く光景は強度という言葉ではたりないくらいの「強度」がある。

で、思いつき。福島さんのエレクトロニクスがオーケストラと同じ機能をはたし、自分のサックスがその上で咆哮するなんてことをやってみたく思った(実は前から少し思っていた)そういった手段は未だ試していない。これはややもすると安易な構図に陥る可能性もある手段だが、コンセプトがskys of americaの聴取を通過したコンピューターによるエレクトロニクス・オーケストライゼーションをスコア化し、サックスもスコア化、もしくは記号化し、サックスはジャズの語法ではないもの。エレクトロニクスはあるセクションはメロディック、あるセクションは混沌とノイズ、あるセクションではアンビエントめいたモノトーン、あるセクションでは色彩のうつろい、、、などなど、、、