book of daysさんにchamber music composition series-parallel

新潟のbook of daysさんにて自分の室内楽作品集が発売されています。
簡単な（いや、そうでもない）解説も書いています。こちらで御覧下さい。
http://bookofdays-shop.com/?pid=10271900

１曲目のprocssing op.と２曲目のstaticsは既発ものでchamber dub ensembleの音源です。track３から５が未発表作品となります。

1.processing op.(2006)
2.statics(2007)
3.2figers for guitar(2008)
4.2fingers for soprano saxophone(2008)
5.multilayered music for soprano saxophone(2008)

となります。

これらの作品とここ数年のライブとの乖離は自らも常に意識されていたところですが、それを良しとする自分とともに、少しづつこういった作品への接点も探していたように思います。最近ようやく室内楽作品をライブでも発表できるようになり、それが、２００８年６月の牧野琢磨さんとの「layered music op.1」であり、８月の福島諭さんとのサックスとコンピューターのための室内楽共作プロジェクトの第一作「nodal point/modal point」であることは、幸福です。それらの作品から次に繋がる小さな萌芽が芽生えているのも自分では確かに感じています。

ＣＤＲに収められた作品は時系列にならべられています。これらの作曲作品が後に続く作品をどう位置付けるのか、自分でも楽しみです。

音の組織と組成、構造への興味とともに。

濱地潤一