hamaji junichi

composer saxophonist

昨日も引き続きマルチフォニックスを研究。
D音を中心とするもの2つ。Cisを中心とするものひとつ。
それらを書きとめることをこれからも続けていこうと思う。
サックスのマルチフォニックスのヴァリエーションはフランスの書籍でまとめられているものもあって、それを持ってもいるが、中心音を設定し、そこから派生するヴァリエーションを自分で見つける行為に意味があるような気もしている。書籍に羅列されているものをそのまま憶えこむというのも勿論ひとつの勉強の姿だが、中心音と、同時に鳴る音を書き、順に探っていくとすっきりとした体系が見えてくるし、同時に記憶することの効率を感じたりしている。
 サックスのマルチフォニックスをつかって、それをトリガーとして、コンピュータ処理、及び旋律を組織するということもアイディアに浮かぶ。マルチフォニックスの音響的な独自性とコンピュータ、、、こう書いているだけで何か出来そうな気がするのだ。
 マルチフォニックスロングトーン。その中心音と、重ねられる音、同時に出力される謂わばサックスの和声をコンピュータが独自にある法則性をもって「音楽的に」組織するプログラムなど。
今は思いつきの段階に過ぎないが、サックスという楽器をある程度専門的に知るものの領域というものがあって、その特化した領域とコンピュータの専門的な音楽的知の領域それぞれがうまく機能するポイントが「作品」になるというのは、その特化した技法を汎用化することにも繋がるかもしれないし、私のようなものが言うのはほんとにおこがましいけれど、譜面に定着させるというのはそういった効能もあるわけで、、、(中断)






バッハ 協奏曲ニ短調BWV974 第2楽章アダージョ 

昇天するワタシ