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今日もバッハを聴く。
雨がうっとおしく、しかし、心理の状態によってはこの雨も美しいものになるのは経験則として知っている。
和歌山市でバッハを吹きながら、ひとつ思ったことがあって、楽音がどうしてこんなにも自身の内部に深く語りかけてくるのか、、、と。祈りを自分は欲しているのか、、、きっとそうなのだろうとも思う。
宗教にまったく依存はしないが、こと宗教音楽となると私の心はいつも持っていかれる。
それは何故なのか?
グレゴリオ聖歌のあの、時間を超越した感覚はなんなのか?
風邪がまったくなおらない。変容の返信を、、、と気がせくが、頭がぼんやりとしすぎて手に取れない。
今月の24日は奈良のサンプルでO/t/C
チェリストの中川さんに呼んでいただいて、和歌山市で出来なかった作品を演奏する。
ライヴ・エレクトロニクスのノイズに浮かぶバッハ。