hamaji junichi

composer saxophonist


1月3日。映像作家・前田真二郎さん、砂山典子さん(ダムタイプ、「むせかえる世界」TOKYO TEASE、etc..)本宮で待ち合わせ。本宮大社は凄い人たちで賑わっていました。本宮大社に行くのはいつも大晦日だったので昼間に参拝するのは初めて。こんなに人が居るなんてやはり全国的に有名だからなのでしょうね。どう見ても地元の人たちではない洗練された美しい御仁が何人もいましたもの。どこ見てるんやいう話ですが。
前田さんたちは今年熊野三山をまわるらしく、2日に連絡をもらったのかな、それは新年の挨拶のメールだったけれど那智勝浦に泊まるとあったので、会いに行きますと。お会いしたのは福島さんの結婚式以来だから半年ぶりか。本宮までは家から一時間ほど。熊野三山でもっとも山深い場所なのですが、時間的に本宮でならと連絡し再会しました。お元気そうでした。
参拝をすまし旧本宮大社の大斎原(おおゆのはら)で砂山さんと少しお話しました。砂山さんは名前をたくさんお持ちですがそれはどういった由来なのか聞いて納得。作品によって様々に使い分けられてられます。
大斎原はとても美しい気配に満ちていました。「美しい気配」を感じる場所はそうそう無いと思います。

前田さんとも久しぶりにいろいろ話せました。で、その流れで新宮の速玉大社にもご一緒することに。速玉大社を参拝し、せっかくだからと「御燈祭」で有名な神倉神社にも行きました。もう、日は暮れかけていましたが、あの恐ろしい石段を登って。途中で僕は貧血になって(ちょっとその気が在るのです。軽いものですが)上にあがった時には顔面蒼白に。といってももう暗闇でお二人には気取られませんでしたが、松明をもって氏子が閉じ込められるあの有名な場所で頭を低くして横にならせてもらいました。前田さん、砂山さんはびっくりしてとても気遣ってくれまして、申し訳なかったのですが僕は幼少から慣れているので数分すればもとにもどるのを知っていたのでその時を待ちました。「いや、ご心配をおかけしました」「もしかしてまた下に行って水とかもってこないといけないかと思いました」と前田さん。あの恐ろしい石段をおりてまた戻るなんて、ましてこの暗闇で、それは拷問に近いというものです。畏怖を感じる石段でしたが、それ故神々しさも凄まじい場所です。

だからその一件では申し訳なく思って残念だったのですがまあ、それも含めて和歌山、熊野の思い出として持って帰って下さい。


お二人と別れて家路に。その後福島諭さんとskypeでチャット。

とても密度の濃い一日でした。




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1月4日。深夜福島諭さんとskype。今日は直接会話する。

昨年から手がけている「埋没する3つのbluesに捧げるcondensed music」について。

新たな提案がなされた。

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「埋没〜」の話も終わり、しばらくあてもなく話す。
いろいろ話したけれど、とても興味深い話を聞いた。福島さん、もの凄い着想である。