hamaji junichi

composer saxophonist

窓の外では週末の楽しみをともにした若い女性の集団がきゃっきゃ言うとります。酒宴でしょうか。多分そうでしょう。近くに昔から「親不孝通り」と呼ばれる酒場などが立ち並ぶ街があり、せまい街ですからそこが愉悦、快楽を享受しようと、、、いや、そんな堅苦しい言葉ではなくて、普通に気心しれた仲間とお酒を飲みに行く場所であり、たまたまその近くに住んでいるので、そんな人々の会話も普通に、慣れ親しんだ音として耳に入ってくるのです。

今日は日課のものを吹き、まず3時間。それから書いていたものを煮詰まったので数日ほっておいたものを少し考え、1楽章はこうでよいのか、、、ちょっと短いか、、、いや、単独でshort pieceでも良いのではないか、、、とぶつぶつ独り言を言い、さらに日課の第2部を2時間。疲れ果てネットを見るが、もう少し吹かなければいけないものがあるが、どうにもマウスピースを口にするのに抵抗があり、そうこうしているうちに吹ける時間が終わる。また明日。

ひかえめな夕食を食べ、久しぶりに借りてきた映画を観て、時計を見るともう、0時。まだまだ目が冴えて眠るのは先のようだ。

つまり、自分の毎日はこの繰り返しであり、最後に「カラマーゾフの兄弟」を少し読み、自分にとっての夜中をつくる。眠り、、、はなるほど、愉悦、快楽に違いない。ことにこの寒さのなかでの眠りは。