hamaji junichi

composer saxophonist

京極夏彦魍魎の匣伊藤 計劃「ハーモニー」を購入。
「ハーモニー」の方は前から少し気になっていた作家さんで、早川文庫。ゼロ年代と呼ばれているSFのジャンルがあるのは知っていたが、どういう作風なのかは円城塔の短編しか読んだことがないからほとんど知らない。サイバーパンクと呼ばれ、ウィリアム・ギブスンブルース・スターリングなどが隆盛を極めた時代が過ぎ、SFもバラードのもの(SFというには超絶しているが)とかたまに読むくらいで、最近はヘッセやドスト氏や、シェークスピアカフカなどに惹かれているのであるけれど、バロウズやそのあたりのものも読みかけのものがあったりするがもうあまり読みたいと思わず、でも何か本屋さんに行くと買いたくなってしまう。他にも買いたいのがあったが未読のものも結構あるのでこの2冊。「魍魎の匣」は前から読まないといけないと思っていて、その昔、夢野久作にはまりまくっていた時期とかの名残のような、、、実際はぜんぜん違った領域の作家さんなのかもしれないが、ああいう匂いというか、、、もあいまって、また、「匣の中の少女」だったか、、、というものがその作中にあって、そのシーンとかも読みたいと思っていたのである。「ハーモニー」はやはり買うには少し冒頭を読んでみないと、、、と思い、読んだら「これは買わなくてはいけない、、、」と思ったので買った。ついでにDVD3枚3000円だったので、天下の名作フィンチャー監督「セブン」あと、「バットマンビギンズ」原作をどう映像化しているのか観たかった「わたしを離さないで」を買った。「わたしを離さないで」はカズオ・イシグロ原作。主役の一人は超名作「Drive」のあの女優さんだと思う。レンタルで観たかったがこういった文学作品の原作ものは人気がないのか、以前はあったはずだがもうレンタルの在庫には無いと言われたので買った。他にも「マチェーテ」や「インセプション」とか買いたいものもあったがまた今度。