hamaji junichi

composer saxophonist

日課を吹く。速度が圧縮される過程による心象の変化、身体の反応について。和声のうえで語られた(勿論メタファーである)ものについて。作曲について。

かように、厳密な構造体の上でも楽器を演奏するということは当然のこととして、身体の反応が起こるべくして起こるが、それを言葉に還元すればたちまち過誤を含むことになる。常日ごろから例えば身体性の発露とか、感覚とか、、、下衆な表現ではエモーショナルとか、というもっともらしい言葉で音楽が語られることには懐疑をもって眺めるしかなく、それがあまりに表層的な事象、所謂「気分」で音楽を語っていることが透けて見えるので、その背後にある「浅さ」に、生きているのが嫌になるほど苦いものを感じる。「気分」で語られたものに価値など微塵もない。糞以下だ。