hamaji junichi

composer saxophonist

ここ最近は五線譜を前に、まとめて気になっていたものを書いています。
年内ライブもなく、こういった作業を少しずつではあるのですがまとまった時間の中で考えてみたくなって様々な書物、スコアなど手にとって研究というか教育をうけるというかそんな時間を過しています。

あれだけ文学に耽溺していた自分が最早読むものは音楽の書籍ばかりになりました。しかしながら、文学、哲学に勝る思考の軌跡が見事に文章になっているのも事実で、その重厚な世界観を見るにつけ幸福な、小さな感触を感じるのです。

自分の最近の作曲の焦点として、演奏者を明確に意識して作曲することが、とりわけ重要になっている気がします。

フェルメールが晩年絵を描く時間を奪われ、生活のために(この呪わしき現実)妻方の母の金貸しの仕事に忙殺されたことが、彼の絵から光を奪ったのか、、、

読み返してみて、ひどく分裂的ですが、このままに。