hamaji junichi

composer saxophonist


オルタード・スケールを吹いていて、思いついたのでそれらを組み合わせて吹いてみました。オルタード・スケールは前半4つの音がコンビネーション・ディミニッシュの配列、後半が全音音階という配列で、半音、全音、半音、全音全音全音全音という音程で組織されます。ジャズではドミナント・モーションで機能させて奮えるような音の変化を表出したりしますね。で、その音階を基音を変化させて組み合わせ、ある色彩感をもったアルペジオをつくっていくというようなことをちょっとやってみました。まだ雛形にすぎないですが、もっとヴァリエーションをもたすために、全音音階を組み入れたり、8音音階(コンディミ)を組み合わせたりして、そのシステムを組むことも可能です。もっと発展して、ある場所ではオルタード、ある場所では旋律的短音階(じつはこれらは同じ音程を持っています)として機能しながら、そこに全音音階をとかして色彩感を拡張するようなことも出来そうです。目的としては即興のシステムとしてそれらのモードを瞬時に組み合わせるということにつなげていくわけですが、これはnodal point/modal pointという曲のためにやっています。福島諭さんとの最初のコンサート・ピースの曲ですが、これを年内にまとめたいと思っています。



前田真二郎監督のwebを見る。constellation いつか拝見したい。



http://www.iamas.ac.jp/~maeda/