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昨日は、夜中というより今日の明け方、先日の奈良のsampleでのバッハをモチーフとしたlive electronics piece for soprano saxophone のＴＤを。何か、オーバーダブとか施したりとか考えていたけれどそれだったら別に録る方が良いか、、、とか思いながら一通り聴きかえし、そのままでＴＤをした。

　当日の出音はサックスの生音も聴こえているのでもっと違ったものだと思い返すが、録音されたものはラインなので、エレクトロニクス音が少し凶暴な感じ。でもこれも良いのではと思う。エレクトロニクス音とエフェクトが前に出て、サックスの旋律は靄がかかったような聴取感。ただ楽曲の背後にある思想はある程度表白できているのではと思った。

　最近は奇妙に納得させられることが多い。納得といっても他人からみれば、すごくネガティブなものばかり。それがわかり、納得したところで声をあげるようなものではない。

　今日は潮の香りがする場所に行き、風でざわめく海面を見ていた。小さなかわいらしい幼稚園児たちが先生につれられて散歩している様子が美しかった。ほんの一瞬そう思った刹那、もうその光景を振り返ることはなかった。