hamaji junichi

composer saxophonist

福島諭さんが長考中だそうである。http://www.mimiz.org/index.php?ID=430「変容の対象」今月の私が提示した動機がやたら長いのも関係している。長考はつまり論理を積んでいるとも言えるわけで、変容に関しては時間の許す限りお互いそれを思考すべき性質を内包している。自身の提示のなかにあるロジックと福島さんから提示されるであろうロジックの衝突、または、干渉、全てを含んだ協調こそが変容の大切な一側面であるし、その音楽的な思索から浮かび上がる断片が譜面を通して得心できる瞬間がもっともシリアスで、スリリングな瞬間でもある。「対象」が狭まれば狭まるほど「その」強度は増す。「変容の対象」という言葉のなかにある「対象」とは私にとっては福島諭さんその人自身でもある。