hamaji junichi

composer saxophonist

Amorphous ring IIの譜読みをすませ、頻繁に現れるクレッシェンド、デクレッシェンドの指示に軽い眩暈を覚えながらその作品の内部に在る作曲家の思索を見たいと思う。

サクソフォン作品として、とても挑発的な作品だ。これを演奏できることに静かな喜びを感じる。

もう、自分の未来がろくでもないことは知っている。だから無駄な時間は一人で過ごし、価値ある時間にだけ対話を。

11月6日は対話をしたいと思う。





飛行機の手配をし、ホテルを予約する。いつも気がかりなのは飛行機搭乗におけるサックスの扱いだ。手荷物として毎回すんなりとは通してくれない。乗客の利益を考えるのもサーヴィスの大切な要素ではないだろうかと、にこやかだが柔らかな無理解を空港窓口で受ける度に思う。
東京はどんな空をしているか。
着ていく服装を選び(例えばWJKのホースレザーのM66ジャケット、leeXアメリカンラグシーのデニム、WJKのスウェット、ユナイテッド・アローズのシューズ)、もともと持ち合わせのない「光り輝く忍耐」を身に纏った風で街を歩きたいが街を歩いているときは多分そんなことはすっかり忘れているのだろう。





池田泰教さんの写真に感じる、その美が孕む何か。
http://www.flickr.com/photos/yasunoriikeda/5125620554/lightbox/