hamaji junichi

composer saxophonist

multilayered music for alto saxophoneという曲を書こうとしていて、動機を書いていた。これは以前のmultilayered music for soprano saxophoneというソプラノ・サックスの為のものとつながる作品として想定していたのだが、そのきっかけは今月23日の原宿vacantでの「前田真二郎プロジェクト」のミーティングで前田さんからの話から和歌山に帰って少し書き始めたのだった。で、今日仮に録音をしようとして、、、、、、、いろいろあり、、、、、、、

結論から言うと当初想定していたものとは違う作曲作品になった。本来はあらかじめ指定された音、例えば4つを指定し、それを高速で吹き、口腔内の容積を変化させ、倍音を変化させながら循環呼吸で吹くというブロックを複数用意するというような作品だったが、今日録音に際して書きながら進めたのは「半音階とトリルの為のimprovisation」と副題がつくようなものになった。循環呼吸をつかうが、倍音操作はなし。

これは「前田プロジェクト」の為の作曲作品としてサックスのソロ作品であることを前提に書いたのだが、プロトタイプを録音して聴いてみると少しドラマチック過ぎるか、何かが過剰であるような印象を与えてしまうのではないか、、、とも思っている。

むしろ、「サックスとコンピュータの為の室内楽」作品として温存するのが良いか、ひとまず前田さん、福島さんに聴いてもらうのが良いか、、、