hamaji junichi

composer saxophonist

leave me alone ファルスについて


九十九「海の幸のペペロンチーノ」300g

南紀白浜、「九十九」さんにパスタ300gを食しに行く。古久保君と、厨房スタッフの方に約束していたから。カウンター席でどデカイ皿を前に一人、貪るように食べる様子はおそらく茶番であるが、坂口安吾は茶番を愛すると言っていたし、自分も茶番を愛する。オーナーの古久保君もそうであろう。嬉しそうにしてくれていた。
魚はほうぼうと、石垣鯛のソテー。烏賊と貝柱、ムール貝とアサリ。絶妙な塩加減と、海の幸からにじみ出るソースが滋味であり、それがなお一層食欲を維持せしめる。ひとくちに塩加減というが、これは音楽や芸術で言う「審美眼」をもってないと、どうしようもないものである。つまりセンスであり、塩加減にも審美眼ならぬ審塩眼があり、実は食を創造するものは塩を征して初めてプロと言えるとは誰が言ったか。あっという間に完食。満足して帰ってきた。今日は食することが目的だったので、長居はせず帰る。









寝る時にはペンデレツキ「クレド」をずっと聴いている。自分にとっての歌とはこういうものだ。
聴きながら、今すぐあの世につれていってくださいと思う。(あの世なんてないけれど)

それぐらい神々しい歌。

名曲中の名曲。





東京から「ノルウェイの森」の映画を観たよ、、、というメール。レイコさんがどうなっている(どうえがかれている)のかとても気になる。