hamaji junichi

composer saxophonist

現代音楽。その光。

現代音楽の作曲家、桑原ゆうさんからメールをいただく。
mmm...という現代音楽のグループによる関東大震災のチャリティプロジェクト「ヒバリ」で桑原さんの新作が聴ける。チャリティでウェブ上で寄付をし、作品が聴けるというシステム。

作品名ヴァイオリンとピアノのための《今際のうた》

以下は「ヒバリ」のサイト。桑原さんの作品配信は月曜日までの公開だそうです。
http://hibari-charity.com/week.php

桑原ゆうさん本人による作品についての文章と、「ヒバリ」サイトの寄付の仕方が丁寧に書かれている文章はこちらです。
http://www.apalog.com/yukuwabara/archive/90


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もうひとつ桑原さん情報を。

月1回の頻度でニコニコ生放送で現代音楽の番組が放送されているとのこと。そこで桑原ゆうさんがナビゲーターをされているそうです。
今月の放送は来週26日で、今回は無料で試聴できるそうです。
番組のリンクです。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv100743656

皆様是非!









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「変容の対象」2012・7月。つまり今月の作品の自分の組織2小節目、3小節目を吹いてみる。自分で書いておいて初めて吹くのだが「変容の対象」に関してはほぼ全てがそうだ。
2小節目、3小節目は16部音符が敷き詰められている小節でそれぞれ4分の17拍子、つまり68個の音符がならべられてい、ちょっと不意に練習してみたくなった。昨日かな。
自分にとってこういう組織って何か光りを纏っているような意識があって、すごくスタンダードな組織なんだけど、こういう旋律は初めて聴いたとしても、その、旋律の構造が予め持っている論理性(背後にある蓄積された理論)と、整理された構造体というのが一発でたち現れるような強度って、その場では何かをもたらしてくれる。つまり演奏の時、その空間、その時間に。

これを読んで、共同作曲家の福島諭さんが、ちょっとだけ、にやりと微笑するのもわたしにゃ〜わかる。そやから書く。