hamaji junichi

composer saxophonist

ヘルマン・ヘッセ「知と愛」をようやく読了。ナルシスとゴルトムントの会話の怒涛の啓示の展開が最後に。

**
フォーレの「エレジー」を聴く。

**
ヘッセを読むのをしばし離れ、小川洋子作品を。

今はカフカの「アメリカ」も読んでいる。カフカは「城」というとてつもなく読了が難しい本があって、未だに何度試みても最後まで読めない。つまらない、退屈だからという理由ではなく、読めばわかるが自分が今、どこにいるかわからなくなるのだ。でも、今なら読める気がする。「アメリカ」を読みながらそう思っている。

**

ドビュッシーピアノ曲を聴く。

**

自分の内部と自身をとりまく環境がぴったりと調和していない感じ。重なり合ってない感じ。埴谷雄高「死霊」の三輪与志の「自動律の不快」(簡単に言うと自分が自分であるということの不快なんですが、ことはそう単純ではない。なにせ凄まじい小説ですから)ほど壮大ではないにしても、なんというかそう言った感覚的な心象は一日に何度か現れる。その度に首を傾げる。


**