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映画「蟲師」を観る。アニメの方は文句のつけようがない素晴らし過ぎるものなのでこの実写の方はどうだろうかと思っていたが、ちょっと何かが足りない気もしたが巷で言われているような失敗作ではなかった。ぜんぜん。まあ、巷とはネットでの好き勝手書いているものなので信頼性もあったもんでは無い、、、ゼロである、、、と知りながら、しかしそう思っていても読んでしまったら最後、影響されるっう〜のは、人間とはまったく愚かなものだと思うが、まあ、自覚的に領域の境界を結んでいくことを忘れないようにしながらやっていくよりなかろう。
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カズオ イシグロ原作の「わたしを離さないで」をようやく観た。随分前に買ってあって、観るのがちょっと気合いるように感じていたので伸ばし伸ばしになっていた。
運命に「痛々しいほど」従順な登場人物たちが映し出すもの。これにつきる。
キーラ・ナイトレイも良かったし、やっぱりキャリー・マリガンは良い。良過ぎるぐらい良い。観た映画では全て。
静かに痛む。
こういった極端な設定でなくても人は運命には逆らえない。なるようにしかならない。自らが運命を切り開くというのは幻想に過ぎぬ。
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内省的で密やかに綴られるピアノの単旋律。ピアノ固有の音響の強さを改めて思った。
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功殻機動隊S.A.CのDVDを買う。「天使の詩」というエピソードが入った巻。ヴェンダース監督へのオマージュ。そのエピソードが好きなので買った。ほんまにええのよ。その話。大塚明夫さんのバトーが凄いの。
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私は私自身に埋没する。