hamaji junichi

composer saxophonist

「変容の対象」2013・9月第1−2小節目

11日。福島諭さんに「変容の対象」2013・9月第1−2小節目を送った。

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11月の「変容の対象」2012年版初演のフライヤーと作品「録音された様式としての即興という概念が交換されうる対象としての機能」のランゲージスコア付きCDRも届く。(ランゲージスコアには今後、即興演奏時に頭にある譜面も載せる)

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The portrait of Ophelia who appears for turning to the melody to divide.

It is a face to the death.

「分断された旋律のむこうに浮かぶオフィーリアの肖像。その死に顔。」

毎日少しづつ改変の作業をしている。もう原型は留めていない。ある時気がついたのだけれど、前のこの作品のような組織法など、なんら価値が無い(自分が書くということは、ということだけれど。そしてその資格もない。卑下しているというわけではなく、フラットな心理で。)ということに。ただ、その組織法で書かれたものをある方法で改変、再構築しているので、聴取上、あるいは、譜面上まったく別物といっても同じ作品ではある。ようは隠された譜面がその背後にあるということで、これは「録音された様式としての即興という概念が交換されうる対象としての機能」の思想とも親近性があり、こういったある種の強迫観念にも似た思索の指向性が今の自分を捉えて離さないようだ。